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日本産業衛生学会での講演・発表について

5月10日~12日、宇都宮で第96回日本産業衛生学会「強くしなやかな産業保健をめざして」が開催されました。
レジリエ研究所の所長の市川と主任研究員の宮澤が下記の講演・発表を行いましたのでご報告します。

 

5月8日からアフターコロナになり、対面参加の学会で、久しぶりの出会いや、新たな出会いもあり、大変充実した大会でした。コロナ禍中にレジリエコーチやCEAPになった方たちとは初めての対面の出会いもありました。
オンラインで会うのは便利ですが、時々は対面で会うのもセロトニンやオキシトシンがでているのか、ハッピーな気分になります。

 

1.メインシンポジウム3 コロナ禍における海外赴任者の心と体の健康
座長:中西一郎(東レ株式会社 健康管理センター所長)、五味秀穂(一般財団法人 航空医学研究センター所長)
「コロナ禍での海外駐在員と家族の心理社会的ストレス」
レジリエ研究所所長の市川佳居は、シンポジストの一人として、Obergの異文化適応プロセスとコロナ禍の海外赴任者と帯同家族のストレス、アフターコロナで必要とされるケアについてお話しました。

 

2.ダイバーシティ推進委員会フォーラム
座長:西 賢一郎(ジャトコ株式会社産業医)、野原理子(東京女子医科大学 医学部衛生学教授)
基調講演 市川佳居 「レジリエンス:一人一人の会員のしなやかさをはぐくむために」
学会のしなやかさを向上させるために、DEI(多様性、公平性、包括性)を促す方法としてのレジリエンスの概念と育み方をアメリカの教育庁のレジリエンス教育の例もいれて、紹介しました。

 

3.一般演題 「パンデミックにおける世界の女性のWell-being実態調査(第1報)」
宮澤有里、大野未来、渡邊麻子、市川佳居、重盛憲司、角田透、Nancy Board、Andrea Lardani、Emerald Turner
コロナ禍中の就労女性の経済的ウェルビーイングの低下によるメンタルヘルスへの影響を、日本産業衛生学会就労女性健康研究会および、北米、中南米、イギリスのリサーチャーと共同研究した結果を一部報告しました。今後もこの研究は継続する予定です。

 

このほか、日本医師会長の医師の働き方に関する講演(特別講演3)や、アジアにおける産業保健の展開について学べる国際交流事業シンポジウム(シンポジウム13 座長:森晃爾理事長)、デジタルツールの活用に関するガイドライン作成のプロセスに関われる双方向のフォーラム(シンポジウム16 座長:堤明純 北里大学教授)などもおすすめです。

講演内容はオンデマンドで6月中に配信されるということですので、ご興味のある方は今からでもお申込み可能です。

 

https://convention.jtbcom.co.jp/sanei96/join/index.html
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