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新型コロナ・在宅勤務のストレス対応としてレジリエンスに注目が高まっている~オンラインセミナー受講者のアンケート結果より~

変化に対応できるしなやかな心のビジネスパーソンと組織育成を目指しているレジリエ研究所(代表取締役:市川佳居、本社:東京都港区)は、2020年4月15日~5月1日、3回にわたって、「新型コロナ対策/オンラインセミナー:レジリエンス~困難を乗り越える、折れない心の育て方~」を開催しました。セミナー後に行ったアンケート調査から、有効回答48件をもとに、新型コロナ・在宅勤務のストレスとレジリエンスについて分析しましたので、ご報告いたします。

【期間】2020年4月15日~5月1日

【参加者】人事・産業医・保健師・産業看護師・経営者・心理職など職場のストレス・メンタルヘルス対応・改善に関心の高い方

 

■ 今回のアンケート結果のポイント① ~選択回答式結果~

 

1.現在の勤務体系:新型コロナ対策により、98%が在宅勤務、調整出勤である。

 

「他の参加者の方の在宅勤務での工夫を聞くことができ参考になりました(産業保健関連会社)」

「この時期に組織の異なる人とオンラインで集えて研修できるのは、有意義(IT関係・公認心理師)」

「オンラインでありながら、対面のような雰囲気で参加でき良かったです(製造業・健康推進担当)」

 

 

2.コロナ状況でのストレスに、レジリエンスへの期待がうかがえる。

 

「レジリエンスを高める方法を知りたい(IT関係)」

「在宅勤務のストレスとレジリエンスの育て方について、医学的根拠を交えた新しい情報のお話に大変興味深く拝聴しました(産業医)」

「ヨーロッパでは41%が、通常時でさえ在宅勤務のストレスを抱えているとは知らなかった(臨床心理士)」

「マインドフルネスで音声が途切れることがあったので残念(製造業・安全衛生部)」

 

 

3.92%が、レジリエンス・アセスメントに高い関心を持っている。

 

「レジリエンスという言葉は、最近知りました。自分の会社のストレスの高い部門へ広めていきたいテーマの1つです。レジリエンス・アセスメントが気になっています(食品会社・総務部)」

「レジリエンス・アセスメントを受けてみたい(USN通訳)」

 

 

4.コロナ状況でのメンタル不調改善方法についても今後、求められる。

 

「私たち産業保健専門職でも、従来のやり方が通用しない中で、レジリエンスを構成する"しなやかな思考・対応力・人とのつながり"で何ができるかを考え対応する日々です(産業医)」

 

 

■ 今回のアンケート結果のポイント② ~自由回答式結果~

 

新型コロナ状況では、レジリエンスの中でも特に「セルフコントロール(感情コントロール)」に注目し、マインドフルネスを取り入れるのも1つの方法

 

参加者の方からいただいた自由回答47文から出現頻度5以上の単語をテキストマイニングにより抽出し、数量化分析を試みた。その結果「良い」というポジティブな思考に影響のある単語は、マインドフルネス(β=.529**)であった(** p < .01)。

 

©レジリエ研究所  ©Positivelives Ltd

 

レジリエンスを構成している1つ、「セルフコントロール(感情コントロール)」を安定する方法にマインドフルネスがあります。マインドフルネスの長さ、姿勢、音など、ご自身にしっくりと合うマインドフルネスを見つけることも、新型コロナ対策の1つになるのでは、と思われます。

 

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